年をとったら家は健康にあった安全な住まいの環境にすべき

年をとったら一戸建ては健康にあった安全な住まいの環境にすべき理由とは?

一戸建てのマイホームでは最期まで住み続けられない

結婚して20歳から30歳代に憧れのマイホームを購入する人も多いですよね。

 

そのほとんどの人が「一生住む自宅」として夢のマイホームとして一戸建てを購入するわけです。

 

一生に一度の高い買い物、とこだわりを持って、無理をして住宅ローンを組んで返済をしているかもしれません。

 

そのまま、現在も一戸建てに住みつづけ50歳代から70歳代になると、マイホームへの思い入れが大きいはずですよね。

 

だからこそ、自宅で最期まで住み続けたい、と。

 

でも、マイホームを購入するときには再重要視していなかった、駅近や掃除の手間などの利便性や、バリアフリーが年齢とともに必要になると、住み替えを考えるようになるんですね。

 

特に一戸建ては、配偶者がダウンしてしまい、子供が独立すると、老々介護になって苦労が耐えなくなってしまいます。

 

もし、このまま老後も一戸建てに住んだらどうなるか、という点から考えてみます。

 

 

 

高齢者になると一戸建て自宅での事故が多くなる

 

高齢者の事故の77%は自宅内で発生している事実があります。

 

そのうち半数近くが居室内での事故なんですね。
(国民生活センター「医療機関ネットワーク事業から見た家庭内事故」より)

 

安全で安心な住まいという面で、

 

年をとってくると、運動能力が低下して、足が上がらなくなり、少しの段差でもつまずいたり、転倒することがあります。

 

その転倒が原因で、骨折し、さらに寝たきりになる高齢者も多いんですね。

 

老老介護っていう言葉をよく聞くようになりましたよね。

 

老老介護が古いマンションや一戸建てで行われていると、介護自体が困難なことになっているんですね。

 

最近建設される一戸建てやマンションと違って、一戸建てなどは、もともと狭い土地に無理やり縦方向に空間を伸ばす発想で建てられているものも多いです。

 

昭和の時代に建てられた一戸建てはバリアフリーにしないと住めない

 

特に、昭和の時代に建てられた一戸建ては、上がりかまちが急にせり上がっていて、健康な人ですら、踏ん張らないと玄関から上がれないものもあります。

 

階段はデンジャラスゾーン

 

 

傾斜が厳しい階段は、前かがみになって、捕まりながらでないと上がるのが難しい家もありますよね。


 

 

下る時も階段を踏み外さないように、慎重に下りなければならなくて、下の階に転げ落ちて命の危険すらある家もあります。


 

階段は、高齢者が怪我をしやすい最も危険な場所の一つです。

 

2階に物干し場があると、洗濯物を干すために、洗濯物と持って階段に上がる必要もあります。

 

よろけてしまって階段から落ちたりしたら、大怪我だけでは済まない可能性もありますよね。

 

さらに、古い一戸建てでの階段は、住環境の悪化をもたらします。

 

大多数の一戸建ては、階層構造にすることで、居住空間をやっと確保しています。

 

一戸建ての2階が物置になる

 

高齢になると、階段を上がるのが、とても困難になります。

 

最初は腰に手を当てながらなんとか階段を上り下りしていた老親が、だんだんと1階で寝るようになり、次第に2階には上がらなくなります。

 

いつの間にか2階は「物置」になってしまうんですね。

 

とりあえず、いらなくなったもの、使わなくなったものをおいて置くのに2階を使うんです。

 

ただ、階段の先にある2階は足が遠のくものです。

 

だんだんと2階の荷物が増えて、雑然としてくるに連れて、片付けなければ、と思っていても、階段を上がることを考えると、二の次になってしまうんですね。

 

だんだん2階から足が遠のいて、足の踏み場もない物置に、見て見ぬ振りをするしかなくなるんです。

 

結局、2階建とはいっても、機能としては平屋の上に物置があるだけという状態になるんですね。

 

そもそも、生活動線を見直さなければならない家があるんです。

 

部屋と部屋をつなぐ敷居にも段差があります。

 

建物の堅牢性を確保するために、梁(はり)を多くして、区画を区切る健在も、どうしても部屋側に露出した構造にしなければならなかったんですね。

 

昔の建物は、とにかく梁(はり)がたくさん出ていて、その結果、バリアフリーとは真逆の構造になってしまっているんです。

 

バリアフリー対応していない家は高齢者と介護する人も不便

 

バリアフリー対応していない家の場合、誰が困るか、というと、まずは高齢者、特に介護者です。

 

高齢者の老老介護は特に困る

 

平面上で生活できるマンションに比べると、一戸建ての場合は、基本的にまたいだり、上がったり、下がったりという動作を余儀なくされます。

 

足腰が弱くなった要介護者はもちろん、介護者である高齢者でも、ただでさえ介護で精神的にも身体的にも負担を強いられているにも関わらず、さらに、身体的負担となる動作を余儀なくされます。

 

 

家の中で、毎日障害物競走をしているようなものですよね。


 

 

いつ怪我をしてもおかしくなくて、高齢者にとって、俺ほど辛いものはないでしょうね。


 

最終的には、介護者が要介護者をベッドから起こすこともできなくなって、寝たきりで点滴生活を送ることになってしまいます。

 

こういった状態になると、要介護者の症状は、急速に悪化して、それと同時に、介護者の健康状態も心配になってきます。

 

介護サービスのヘルパーさんも困る

 

バリアフリー対応でない家では、高齢者だけでなく、介護サービスに通うヘルパー泣かせでもあります。

 

ベッドから、高齢者を抱きかかえて、入浴させたり、ベッドに寝かせたりする際に、段差があると、ヘルパーさんもとても無駄な力が入って、疲労してしまうんですね。

 

一戸建ての高齢者一人暮らしが危ないデータ

 

一戸建ては、死角になる場所があったり、窓やドアの数が多いなど不審者の侵入可能な場所も多いです。

 

防犯設備も自分で用意することになるので、セキュリティ面でも不安があります。

 

特に、高齢者だけが一戸建てに住んでいる場合には、犯罪者のターゲットになりやすいんですね。

 

短に頼れる家族や知人がいればいいんですが、それでも、新しく防犯設備を導入しようとすると多額の費用がかかってしまうものです。

 

警視庁のホームページによれば、都内で発生した侵入窃盗で、発生場所として最も高いのが一戸建て住宅でした。

 

さらに内閣府の発表している「高齢社会白書」によれば、社会全体の犯罪被害件数は年々減っているものの、高齢者の犯罪被害件数は減っていないんです。

 

近所トラブルも自分で対処することになる

 

一戸建ての場合、近所とのトラブルもよくあります。

 

そのトラブルがストレスになって、次第に外出すらしないで、寝たきりになってしまう悪循環のケースがあります。

 

一戸建ての場合、隣家との間で、騒音や悪臭などのトラブルがつきものです。

 

 

ニュースやテレビ特番でも”騒音を出す近所のおばさん”がいましたよね。


 

 

周りに相談もできにくい高齢者だと、そのトラブル自体を処理するのは難しいんですね。


 

心身ともに健康な状態で日常生活を送るには、自宅が安心で安全な住環境であることが必要なわけです。

 

健康や寿命を考えると、家には自分の健康状態にあった暮らし方をするのがベストなんですが、この点、一戸建ては不便な面が多くあります。

 

老後の金銭トラブルにならないように一戸建ての処分を準備しておく

 

幸せに老後を過ごすには、元気で健康なうちから資金を貯めておくことが必要です。

 

 

高齢になると相続も気になりますよね。


 

 

奥さんが先に亡くなったり、子供達が相続争いすると、残された配偶者としては老後なのに心配事を抱え込んでしまうんですね。


 

相続が発生しても、争いごとがなければいいのですが、お金が絡むと幸せな老後にヒビが入って、家族間でも修復不可能な溝ができてしまいます。

 

孤独な生活になり、もちろん、子供たちとは疎遠になってしまいます。

 

やはり、一戸建てに住み続けることに固執してしまうお金のトラブルにもまき込まれがちです。

 

一つの案としては、一戸建てから老後生活に適したマンションに住み替えることが幸せな老後に近づく、と言えますね。

 

現在住んでいるマイホームからの住み替えについて、「住み替えたい?」というアンケートを特価ところ、積極的に住み替えを希望する回答は全体的に少なかったのですが、

  • 「将来的には住み替えも考えたい」
  • 「住み替えも考えたいが住み替えられないと思う」

という潜在的な需要は合計して4割に達していました。

 

購入時には、最期の住まい、と考えていたマイホームも、年月が経ち、いまの住宅を替える必要があるのでは、と気がつく人も多いんですね。

 

子供も独立し、年をとってから一戸建てに住み続ける環境としては扱うのは難しいかも、と思ったら、今の相場で自宅がどれくらいなのかを確認しておくと、これからの人生計画も立てやすいです。

 

 

 

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