不動産の契約で準備が必要なものは手付金|売買契約直前に慌てると契約できない可能性もある理由とは

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百万円単位の手付金の現金はATMで契約直前に一度に下ろせないから

不動産の契約に必要なもので手付金は現金

 

一戸建てやマンションの不動産を買います

 

というときに、最初に売買契約を締結するということになります。

 

不動産を購入する売買契約は、高価な買い物だし、なんだか準備も大掛かりになりそう、と思えますけど、それほど大きな準備は必要ないんですね。

 

ほとんどのものが、出発前30分で準備できちゃいます。

 

ただ、手付金だけは、不動産の契約の必要なものの中で、準備が必要です。

 

たいてい、手付金って百万円単位ですよね。

 

契約の時には、手付金を現金で準備するのが通常です。

 

百万円以上の手付金の現金を、家に保管していれば別ですが、銀行に預けている場合は、注意が必要です。

 

土日祝日に契約があると、一度に百万円単位の手付金が下ろせず、準備ができなくて、契約ができない、こともあるからです。

 

ここでは、不動産の購入売買契約締結時に必要なもので、何を用意して、どういうものを持っていけばいいのか、というお話しをしていきますね。

 

 

 

不動産購入時に必要なものリスト

  • 印鑑(認め印)
  • 手付金
  • 運転免許証や保険証などの身分証明書
  • 印紙or印紙の代金
  • 仲介手数料の半金(業者による)

この中で、最も大事なのは、手付金です。

 

それ以外は、出発前の30分で準備できそうなものばかりですよね。

 

 

「住民票」はいらないんですか?


 

 

不動産売買契約時には、必要ないです。


 

「住民票」って不動産にマッチした書類に思えますけど、不動産売買契約時には不要です。

 

契約後に、ローンを借りる場合の金銭消費貸借契約や、決済時には必要です。

 

それでは、不動産売買契約で必要なものについて、一つづつ確認していきますね。

 

印鑑は「認め印」で十分

 

まずは印鑑ですね
印鑑でこれはの「認め印か実印か」という事でまず
悩んでしまうこと、あります。

 

不動産って、大きな買い物じゃないですか。

 

どうしても、実印の方が重みがあって、大きな買い物にマッチしている感じがしますよね。

 

でも、不動産売買契約に関する限りは、印鑑は「認め印」で大丈夫です。

 

認印でまったく問題ありません。

 

ただし、住宅ローンを組んで物件を購入する方は、銀行の金銭消費貸借契約という場では、「実印」を使います。

 

金銭消費貸借契約とは、お金を借りるための契約ですね。

 

住宅ローンを使って、不動産を購入する時の流れをざっくり言えば、

 

不動産売買契約(不動産屋でする)
   ↓
金銭消費貸借契約(銀行でする)
   ↓
最終決済(銀行でする)

 

印鑑を「認め印」を使うのか、「実印」を使うのかという目で見ると、

  • 最初の「不動産売買契約」では、認め印
  • 2番目の「金銭消費貸借契約」では実印
  • 最後の「最終決済」では実印か認め印

なんですね。

 

「金銭消費貸借契約」以降では、実印を使います。

 

不動産業者によっては、最初の売買契約時から「実印」を持ってきてください、と言うところもあります。

 

これは、決済の時まで、色々な書類が出てくるので、こんがらがるより印鑑を統一することで、わかりやすく説明している、場合もあります。

 

書類の整合性があった方がいいね、と。

 

結局、「実印」でも「認め印」でもどっちでもいいんですけれども、「実印」でなければ、できない契約もある、ということなんですよね。

 

指示されたものを持っていけばいい、という結論になります。

 

手付金

 

手付金は重要です。

 

不動産売買契約で、手付金がいくらなのかを指示されているはずです。

 

だいたい一般の個人の同士の取引の場合には、現金で契約の時に持っていくというがほとんどです。

 

金額も百万単位になるのが通常です。

 

 

100万円って大金ですけど、あんまり持ち歩きたくないですよね。


 

 

手付金は、現金で渡すことが多くて、あんまり振込みってしないですね。


 

現金100万円以上を、封筒に入れて、持ち歩くことになるのが手付金です。

 

それに、特別に何か理由がない限り、振り込みはやらないので、手付金という大金を現金で持ち歩いて、不動産売買契約をすることになるんですね。

 

不動産売買契約で一番ドキドキするかもしれませんが、用意して用心してくださいね。

 

参考→手付金の相場は不動産売買価格の5ー10%が基準になる

 

身分証明書

 

身分証明書は、運転免許書と保険証ですね。

 

個人を特定するもので、住所に確実にこの人が住んでいますよ、ということがわかれば、いいんですね。

 

今のところ、身分証明書の提示では、やっぱり「運転免許証」が一番提出されることが多いですね。

 

印紙、または印紙の代金

 

印紙は、不動産売買契約書に貼ります。

 

この印紙は”収入印紙”ですが、不動産売買契約書に書かれている代金によって、収入印紙の額も違うんですね。

 

法律で決まっている額を貼ります。

 

でも、ほとんどの人って、収入印紙なんか持ち歩いていないですよね。

 

普段から使わないですからね。

 

不動産売買契約の時には、不動産屋が用意して、「印紙の代金を持ってきてください」と言われることもあります。

 

その場合は、指示された印紙の代金を持って行ってくださいね。

 

仲介手数料の半分(業者による)

 

通常、仲介手数料って、最後の決済時に不動産業者に全額を支払うことが多いんですね。

 

でも、仲介業者によっては、「仲介手数料の半分を不動産売買契約の時に頂戴します」と言われる場合があります。

 

残りの半分は、最後物件の引渡しの時に支払ってもらう、というパターンもあるんですね。

 

不動産売買契約で必要なもの(まとめ)

 

不動産購入売買契約締結時に必要なものは、

  • 印鑑(認め印)
  • 手付金
  • 運転免許証や保険証などの身分証明書
  • 印紙or印紙の代金
  • 仲介手数料の半金(業者による)

これくらいです。

 

たいして大掛かりな準備は必要ないですよね。

 

時間もそれほどかからずに準備できます。

 

ただ1点だけ注意が必要です。

 

不動産売買契約を土日祝日にする場合です。

 

休みの日に契約をするのは、サラリーマンの方が多いのですが、手付金の準備は、頭の片隅に入れておいた方がいいです。

 

手付金って結構な金額じゃないですか

 

コンビニのATMとかだと、限度額に引っかかって、その日1回で引き出すことができない場合があります。

 

不動産売買契約の準備を、出発する30分前くらいでいいやぁ、なんて軽く考えていると、この手付金が用意できない場合があります。

 

手付金が用意できまいと、契約ができなくなって、その後の引き渡しの日まで大きく予定がずれることもあります。

 

だから、土日祝日の契約の時に不動産屋で契約をする場合は、手付金の現金の準備だけは、前もって頭に入れておきましょう。

 

そのほかのものは、出発30分前で大丈夫ですからね。

 

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