ニュータウンは将来性がない?資産価値はこれから上がることはない理由とは

家売るNAVI

ニュータウンの将来性

日本では、高度成長期にあちこちに「ニュータウン」という名の、団地がつくられました。

 

その当時と今を比べてみると、生活環境からして、大きく変わっているのは一目瞭然ですよね。

 

 

将来性を見込んで、東京近郊のニュータウンに自宅を20年前に購入して住んでいるんですが、最近、だんだんと人がまばらになっている感じがします。


 

 

ここ数年、ニュータウンは開発が進んでいるとは言えません。

 

都心から離れたところの大規模ニュータウンほど、世帯数も減ってきています。


 

 

これから先の将来、ニュータウンはどんどん衰退して人口も減っていくのでしょうか?


 

 

日本の人口自体が減っているのに加えて、今までのニュータウンの役割自体がもう終焉なので、増えることはないと思いますよ。


 

 

このニュータウンにずっと住み続ける予定はないので、いつかは自宅の売却をしたいと思っているんです。


 

 

永住するつもりがないのであれば、売却の検討はしておいた方がいいですよ。

 

特にマンションはニュータウンで駅から遠いところにあるのであれば、資産価値が上がることは考えにくいです。


 

インターネットもなかった時代。
三種の神器と言って、”冷蔵庫・洗濯機・テレビ”と言われていた時代です。

 

今の時代にほぼマッチしない、ニュータウンとしての役割は完全になくなっています。

 

ニュータウンを管理する自治体などに、よほど大胆な策がない限りは、ほぼニュータウンの将来性はしぼんでしまいますよね。

 

 

 

少子高齢化の影響はニュータウンにはモロにきつつある

 

高齢化社会といわれるようになった日本は、衰退期に入ったといわれることがあります。

 

その大きな理由は、やはり 人口減少 です。

 

そして、少子高齢化になっている日本。
今後、しばらくは毎年30万人以上の人口が減っていくと予想されています。

 

深刻なのは、日本の全人口に占める15歳から64歳までのいわゆる生産年齢人口の割合が、それ以上のペースで減少していくということです。

 

人の数が減るということは、住宅に住む人も減るということになります。
ただ、これから先、ほんの少しだけ世帯数は増える予想はされています。

 

本格的に世帯数も減ってしまうことになるのは2020年を過ぎたあたりからです。

 

東京では2030年ごろから世帯数も減り始めると予測されています。

 

そうなるとどうなってしまうのでしょうか?

 

今でも大都市圏では「ニュータウン」を拡大する必要がなくなってきています。

 

すでにゴーストタウン化しているニュータウンもある

 

東京で一番最初と言われている1970年代から始まった多摩ニュータウンですが、だんだんと過疎化が進行してきています。

 

多摩の次に開発された港北ニュータウン(神奈川県横浜市)や千葉ニュータウン(千葉県印西市)では、今でも全体計画の一部しか開発されていません。

 

当初の開発計画がかなり遅れています。

 

関西では神戸市の西北にある西神ニュータウンも開発途上です。

ニュータウンのマンション群

 

ただ、こういった大規模なニュータウンの開発は今後も開発が進められることはないはずです。
確実に住人の数が減って、やがては廃墟の危機すら迎える可能性が高いです。

 

大きなニュータウンというのは広大な敷地を確保するために、都心からはかなり離れた場所に作られています。

 

大阪の千里ニュータウンが最も都心に近いと言われているニュータウンですが、それでも電車で30分あります。

 

これからの時代はそこまで都心から離れないでも、もっと近い場所にマンションを買ったり借りたりすることが可能になるはずです。
タワーマンションなんかはいい例ですね。

 

そうなると、もうわざわざニュータウンに住む必要性はなくなります。

 

ここ数年、東京の近郊でも、新しく敷設された鉄道路線の沿線も、完成する前に衰退が始まる可能性もあります。

  1. 東京都葛飾区の京成高砂駅から千葉県印西市の印旛日本医大駅を結ぶ北総線
    (千葉ニュータウン)
  2. 東京都千代田区の秋葉原から茨城県つくば市の筑波駅を結ぶつくばエクスプレス
  3. 千葉県船橋市の西船橋駅と八千代市の東京勝田台駅を結ぶ東京高速鉄道

です。

 

ポジティブな面では、
1.の「千葉ニュータウン」では、コストコ・カインズモール・ビックホップなどのショッピング系が充実しているので、今の若い世代が居住する間は将来性があるとも考えられますね。

 

2.のつくばエクスプレスの沿線にある「柏の葉キャンパス」駅周辺では、三井不動産が中心となって、大規模な街づくりを行っています。

 

人口が増えて都心から人が溢れるような時代なら、こういったサテライトのような街づくりが必要かもしれません。

 

でも、もうそういう時代ではなくなっているのです。

 

ニュータウン内の家の資産価値はどうなる?

 

ニュータウン内にはマンションや一軒家の分譲住宅がありますよね。

 

都心の家と比較しても、大きさや自然環境など、一見お得に見えることが多いのですが、資産価値としてはグッと下がる可能性が高いです。

 

これから先の日本では、都市部への人口集中が進みます。

 

都心に人が多く集まると、一部の例外を除いて、中央から離れた郊外は人がどんどん減少しています。

 

そして、都心やその周辺部と郊外の間の格差が拡大することになってしまうんですね。

 

すでに、都心部の中でも二極化が進んできています。

 

人が集まり活気に満ちて住宅価格が上昇するエリアがある一方で、

 

事務所の撤退、閉鎖、若年層の流出などから人口が減少し、高齢化でさらに価格が下落している地域が出てきています。

 

ニュータウンで住み続けて将来はどんな生活になる?

ニュータウンの将来の生活は引きこもりに近い生活になる

 

ニュータウンに住み続けて、一番のストレスになるのが外出することです。

 

例えば、郊外のニュータウンに一戸建てを持った老夫婦をイメージしてみてください。

 

運転も心もとなくなって、これまで普段の足に使っていた自動車を手放してしまうことになりますよね。

 

買い物のための外出、病院へ行くこと、こうしたこともバス・電車・タクシーといった公共交通機関を利用することになります。

 

ところが、最寄りの駅までバスで30分、それも1時間に3本くらい。

 

夏などはということで、タクシーを利用することも多々あるようになるんですね。

 

そのうちタクシーを呼ぶのも面倒になり、お金ももったいないと感じるようになります。

 

そういう生活が老夫婦で続くと、外出の機会がめっきり減るわけです。

 

そうなると、自宅にこもりっきりになる、というのが郊外のニュータウンで予想される将来の生活なんですね。

 

よく言われる、引きこもり ですよね。

 

もしかしたら、今現在のニュータウンでもその兆候が出ているかもしれません。

 

もし自宅を購入するにしても、人口が減少するこれからの時代では、今後は、郊外や湾岸に開発された新興住宅地のマンションの購入は避けた方が無難かもしれません。

 

中長期的に見れば衰退する可能性がとても高いからです。

 

資産価値は、街が衰退すれば、そこにある土地建物の資産価値も下がってしまいます。

 

ニュータウン全盛時代に、「不動産さえ所有していれば大丈夫」と言われていた時代は終わってしまいました。

 

今の自宅がどれくらいの価値があるのか、売却したらいくらくらいになるのか、知りたいですよね。

 

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