墓地が近くにあっても売却は可能

自宅が 墓地の近く で、窓を開けるとお墓が見える家なんですけど、この家を売ることってできるのでしょうか?

墓地の近くは相場より安くなってしまいますが、墓地を気にならない人もいるので、買い手がいるかぎり売ることはできます。
ただ、特に一軒家で墓地と接している場合は、境界確定の必要があるので、墓地の所有者を確認しておきましょう。
隣や近くに墓地などのいわゆる嫌悪施設がある場合、この土地や建物を売却することができるのでしょうか。
嫌悪施設にもさまざまなものがありますが、そういった施設が近くにある土地は、相場より安く売りに出ています。
その施設が気にならない人はお買い得と考えているのですが、稀に人体に影響のあるものも存在します。
不動産は一生に一度くらいの買い物なので慎重に選ぶ人も、便利だし安いなら嫌悪施設があっても問題なし、と思えるポイントがあれば買い手は必ずつきます。
墓地と接している土地売却は大変かも
近隣に墓地がある土地は、相場より土地の価格が安くなる代表例です。
墓地から想像するものは、見える人には見えるようですが、特に気にならなければ、問題はない人もいます。
こういった人には、墓地は近隣の相場より安いことが多いので、お買い得なのです。
ただし、売却する土地が墓地と接している場合は、お墓の土地所有者が誰なのか、きちんとチェックしておくべきです。土地の境界をはっきりさせる事が必要になるからです。
もっとも、墓地の土地の多くはお寺が所有しているのですが、墓地によっては個人名義で共有になっているものもあります。
しかも、古くからある墓地なら、登記簿に載っている所有者は亡くなっている人が大半なこともあるからです。
こういう土地を売却するときでも、境界を確定するため、隣地の所有者とコンタクトを取る必要があるのです。境界紛争が起きないようにするためでもあるんです。
墓地の近くの家を売却するのにもっとも大変なのがこの隣地所有者との連絡です。墓地の登記簿上の土地所有者は亡くなっている人が大半なので、お墓を継承する人(祭祀継承者)もいなければ、その所有者探しに苦労することになるからです。
ただ、隣接していなくて少し離れているとか、隣接してても売却する自宅がマンションだとかなら、こういった隣接所有者の境界確定は基本的に不要です。
ネットで依頼すれば、近隣に墓地があっても簡単に今の自宅を査定してくれます。
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