夫の方は建物の資産価値、妻の方は建物の憧れ
だんなも私も手狭になってきた家を買い換えようと、いろいろ思案しているんですが、どれも目移りしちゃってどうしたらいいのか考えあぐねているんです。
買い替えする際には、建物だけをみるといろいろ考えがめぐってきてしまいますが、将来の事を考えて土地の資産という点も含んで選ぶほうがいいですよ。
不動産営業マンは奥さんをターゲットにする
マイホームを購入を一番心待ちにしているのは奥さん、夫婦で言えば妻の方かもしれません。
よく聞く話だと思いますが、不動産の営業マンのターゲットは奥様なのです。
セールス教育のある不動産会社では、本当に奥様を買う気にさせるように教育させられています。
ただ、マイホーム購入の理由は夫婦でも決定的に違いがあることがほとんどです。
夫 の方の意見の多くは
- 家賃をずっと払っていても資産にならない
- せっかく家賃を払うなら資産になるように家を購入しよう
- 35年ローンを組むならそろそろ買わないと返済できない
- 子供も生まれたし、今の家がてぜまになってきた
などと将来的な資産の形成や将来設計に重点を置いています。
これに対して、妻 の方の考えの多くは
- 昔から新築の家に住むのが夢だった
- 対面式キッチンがいい
- きれいな家で家族の帰りを待っていたい
- ウォークインクローゼットや食洗機があったら家事が楽だわ
など、家に対しての憧れを持っている方が多いです。
不動産業者の営業マンとしては、夫婦のどちらを買う気にさせるのが早いかと言えば、当然に奥様の方をその気にさせた方が買ってくれる可能性は高いのです。
だから、一生懸命家の案内をしたり、妻の購買意欲に火をつけるように仕向けます。
最終的な購入はだんなさんの意見もあるのですが、奥さんが乗り気になってくれれば、妻には甘いものです。
ここまできて不動産営業マンの話にノセられてしまうのですが、ほとんどの人は立っている建物にしか目を向けていないのです。
確かに毎日の家事が楽になってきれいな家で毎日が幸せになるのはとても大事なことです。
しかし、立っている土地の価値もしっかり見極めることが大事です。
建物の資産価値は、経年劣化に伴って徐々に下がり続けます。木造だったら20数年もすれば、建物の資産価値はゼロになります。
売却するときは土地の値段になっていることが多いものです。
自宅を買い替えして売却するときはこの土地の資産価値も念頭に入れておきたいものです。
いまではネット上でカンタンに不動産の価値を診断してくれます。
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