不動産売却で失敗しない業者を選ぶ4つのポイントとは
不動産の売却を考えた時に、まず不動産業者に相談に行きますよね。
不動産業者といっても、ピンからキリまでかなりの数があります。
でも、土地や家を売るのに、『どういう不動産業者を選べばいいんだろう』っていう基準が最初にほしいですよね。
それなりに高額なものを扱うので、しっかりした取引をしたいですしね。
そこで、どんな基準で選べば、失敗しない不動産業者を選べるか、ポイントになってきます。
その不動産業者をどうやって選びましたか?
と聞かれた時に、次の4つの基準となるポイントを外していなければ、OKです。
それは、
- 物件から近い業者
- 売却が得意な業者
- 営業マンの質が高い業者
- 仲介手数料がゼロとか半額の業者はだめ
ということです。
ここでは、家や土地を売るときに失敗しない不動産業者を選ぶ4つの基準を、具体的に説明していきますね。
物件から近い業者
物件から近い不動産業者の基準のポイントとしては、
- 30分以内に現地に行ける
- フットワークが軽い
- 急な案内に対応できる
- 定休日が多い業者は避ける
という点です。
物件から近い業者は、具体的に言えば、30分以内ぐらいには現地に行くことができる業者を選んだ方がいいです。
フットワーク軽くて動ける、という点は重要です。
例えば、「急に物件を見れますか?」と案内が入ったりする場合もあります。
そういう時に対応できる業者を選んでおく必要があるからですね。
これが1時間だと、緊急の時にちょっと無理がありますね。
だから、30分以内ぐらいに行ける業者を選んだ方がいいです。
定休日が多い業者がいますが、土日祝日お休みの会社はやめたほうがいいです。
定休日が多いから、ブラック企業ではない、ということではないんですね。
やはり、買いたい人の案内が入るのは、休みの日が多いのは間違いないんですね。
そういった買いたいお客さんが来るとわかっている時に、定休日で営業してないと、せっかくのお客さんを逃してしまう機会が多い、ということになるからです。
売却が得意な業者
不動産業者をひとくくりにすると、いろいろな分野が分かれています。
売却が得意な業者と言っても、分野が違うとできる仕事も違ってきます。
大きく分けるとこんな感じです。
- 売却も購入客もどちらもできる業者
- 購入客メインの業者
- 賃貸や管理がメインの業者
- 投資物件専門業者
- 建築やリフォームメインの業者
「売却も購入客もどちらもできる業者」は、不動産売却も購入も、どちらのお客さんともできる、売買仲介を専門にやってる業者です。
最終的には、この形態を取る会社を選択することになります。
「購入客メインの業者」は、○○住販というような会社の名前が多いですね。
いわゆる不動産住販系の業者は、不動産売却は得意ではないです。
「賃貸管理がメインの業者」は、昔ながらの駅前にある小さい不動産屋さんです。
イメージで言えば、おじいさんがお店にいる小さい業者さんが、近所の賃貸物件の管理をやっている場合です。
「投資物件専門業者」はその名の通り、物件を購入して、売却でもなく、賃貸でもなく、資産として運用することをメインにしている会社です。
投資系は買取業者として仕入れで、不動産売却に関わることがありますが、家や土地を売るときには選ぶ基準にはなりません。
「建築やリフォーム専門」業者は、不動産を建てたり改築がメインで、少しだけ不動産売却もやってる、という不動産会社です。
自分が不動産売却をするなら、当然、不動産売却も購入もどちらでもできる業者を選らぶ必要があります。
これはその会社のホームページの紹介欄を見るだけでも、なんとなくわかりますよね。
営業マンの質が高い業者
不動産を扱うには、それなりの経験と知識が必要なんですね。
自分を担当してくれる不動産営業マンがどんな人になるか、は運次第というところもあります。
そして、不動産営業マンの質って、なかなか見極めが難しいことでもあるですね。
どんなに会社がしっかりしていたとしても、担当している営業マンによって失敗と成功が大きく分かれます。
「大手の会社だから、任せておけば大丈夫だろう」というのが失敗するパターンです。
大手の会社だから安心できないのが、不動産売却の会社選びなんですね。
大手でも営業マンの質はピンキリです。
例えば1つの営業所に10人の営業マンがいたとしたら、そのうちの下から何番目かの人は、新人とか入社1年目2年目です。
自分は一生に何回かしか経験しない不動産売却をしようと思っているのに、やっぱり、不動産売買の経験が1年2年だと、ちょっと頼りないですよね。
だからといって、逆に経験の年齢が上すぎてももうかなりのベテランになっていると、動きが悪かったりします。
大手の不動産営業マンは、10人いたとしても本当にあたりなのは何人かしかいないんですね。

対応の良し悪しでも、不動産営業マンの質が高い業者かどうか、わかりますか?

不動産営業マンで質の高い業者を選ぶには、初回面談や電話で判断はできる場合もあります。
営業マンに限らず、人に最初に会ったときの印象って大事ですよね。
初めて会った時の印象は、買い手としてきたお客様が会ったときの印象と同じなはずです。
第一印象で、「ちょっと何かこの人やだな」と思うような営業マンだったら、断ってもらった方がいいですね。

営業マンが対応で印象が悪いと、失望してしまいますよね。

営業マンの対応の早さも、質の高い不動産会社を選ぶポイントの一つです。
営業マンとしての基本に、レスポンスの早さがあります。
例えば、
- 電話やメールをして、折り返しが全く来ない
- メールが3日以上たってから返信される
そういったレスポンスの遅さは、そもそもやる気がないとか、忙しすぎているからなんですね。
忙しいのはいいんですけど、返信もしないのは、「あなたのところでやってる暇がないよ」と言われているようなものです。
レスポンスの早い不動産会社の営業マンの方が、いい結果が生まれます。
仲介手数料がゼロとか半額の業者はだめ
仲介手数料がゼロとか半額を売りにしている不動産会社は、絶対にやめた方がいいです。
これは、営業マンの質に大きく関わっていることなんですが、「営業マンの質が低いですよ」と自ら宣伝しているようなものです。
ちょっとした失敗をたびたびするけど、お金が安いから許してね、と最初に宣伝している不動産会社、ということですね。

払う手数料が安いと、注目されるからですか?

集客力を手数料を安くすることで、補っているようなものですね。
仲介手数料を安くして、集客力がないところをカバーしてお客さんを呼び込んでいる、とも考えてもいいです。
そもそも「集客力がない業者ですよ」という会社は、人に支持されていないのとイコールですよね。
仲介料で人を集める不動産会社は、質が低いのでやめておきましょう。
失敗しない不動産業者を選ぶポイント(まとめ)
家や土地を売る不動産売却で、失敗しない不動産会社を選ぶポイントは、
- 物件から近い業者
- 売却が得意な業者
- 営業マンの質が高い業者
- 仲介手数料がゼロとか半額の業者はだめ
です。
もっと簡単に言えば、
怪しいと思ったら断る。売却活動中でも怪しければ断る
ということです。
この断る勇気をしっかり持った方が、結果的に成功するキーポイントです。
自分では、「ちょっとにあやしいなぁ」と思いつつズルズルと関係を続けてしまうと、最終的に最後までそのまま終わってしまいます。
不動産取引の内容は、ほとんどの場合、数千万単位で高額な商品を扱うわけです。
そこで、直感が「怪しい」という、『やめておいたほうがいい』サインが出ているなら、やめた方がいいです。
「この人だったら安心して任せられる」という人でなければ、断った方がいいです。
親身になって相談に乗ってくれる不動産業者を選ぶのは、家や土地を査定するところからです。
ここで、印象の良し悪しがすでに決まっているんですね。
大切なのは、会社の規模ではなく、どのような売却活動を行うか、ということです。
不動産査定をして、かえってくる反応で、印象はわかります。
不動産一括査定をして、数社から回答を得た反応で、どの不動産業者と契約すべきかのヒントになります。
失敗しないために、絶対に一括査定をすることをおすすめします。