住宅ローンの事前審査でまず借りることができるか判明する
いくら借りられるかわかる
最近では、ほとんどの金融機関で「住宅ローンの事前審査制度」が導入されています。
そもそも住宅ローンでの事前審査って何ですか?
「住宅ローンの事前審査」は、住宅ローンが借りられるかどうか不安という方に、仮の審査をして結果を通知するものです。
「住宅ローンの事前審査」 を申請すると、数日以内に仮審査をして結果を通知してくれます。
住宅ローンの必要書類は集めて本審査する手間を省く「事前審査」
住宅ローンを借りるとなると、
→必要書類を集めて→本申込書を金融機関に提出して→その審査に通ってから住宅ローンを借りることで→住宅ローンの仮審査が受けられ、かつ、審査が通るという流れになります。
これだけでも、なんとなく煩雑そうなイメージですよね。
そもそも必要書類を集めるだけでも、時間がかかるのを、ショートカットするようなイメージですか?
最終的には住宅ローンを借りるには、必要書類を集める必要はあるんですが、まず住宅ローンが借りられるかだけを先にチェックするんですね。
事前審査を行うことによって、スムーズに住宅ローンの仮審査が受けられることになります。
住宅ローンを借りる人にとっては、各種の住宅ローンを比較検討できるというのがこの制度のメリットです。
もちろん 事前審査には手数料はかかりません。
住宅ローンの事前審査を利用した場合の流れ
事前審査を利用した場合の融資実行までの流れを簡単につなげてみると、
- 「住宅ローン事前審査申込書」(指定書類)を該当の金融機関に提出する。
事前審査申込害は借入金融機関とその保証会社(※1)宛となっている場合が多い。 - 融資の仮審査が該当の金融機関(保証会社)で行なわれる。
- 事前審査申込書の提出から数日以内に、金融機関から仮審査の結果が通知される。
- 正式な借入(住宅ローン)申込書で本申し込みをする。
- 融資審査(本審査)
- 融資内定(貸付承認)
- 融資契約(金銭消費貸借契約)
- 融資実行(抵当権設定後)
※1保証会社(信用保証会社) とは、一般的に個人が金銭の借り入れを行う場合には保証人をたてる必要がありますが、その保証人の代わりに個人の保証業務を行う機関をいいます。
保証会社に保証料を支払い保証委託することによって、個人で保証人を立てる必要がなくなります。
つまり、保証会社とは債務者に代わって債務を保証する会社のことなんですね。
民間金融機関の住宅ローンを利用する場合は、保証会社の保証が受けられることが、利用条件となります。
万一住宅ローンの返済ができなくなって、回復の見込みがなくなった場合には、借入者に代わり、借入機関に対して借入金の全額返済(弁済)を行うのが保証会社になります。
とはいっても、肩代わりしただけなので、これで債権債務関係は消滅したわけではなく、 借入者は保証会社との間で返済の義務が生じる点が、住宅ローンの団体信用生命保険と異なる点です。
虚偽の申告を事前審査ですると後で大変
事前審査だからって、虚偽の申告をして、住宅ローン事前審査を通して、そのまま契約すると大変なことになってしまいます。
住宅ローンの事前審査に、年収欄とか勤続期間があるんですけど、これってぴったりあってないとだめなんですか?
今の会社で働き始めて1年経たないので、年収もはっきりしないんですが・・・
予想できる範囲で、結果的におおきなずれがない回答で大丈夫です。
でも、職歴を伸ばしたり、事前審査に通りやすくするための虚偽の申告をしたら、大変なことになることもありますよ。
虚偽の申告で住宅ローン事前審査で承認を得て、不動産業者と契約をしたとします。
もし、住宅ローンの本審査で否決になったときに金銭的に損をすることになることがあるんですね。
虚偽の住宅ローンの事前審査での承認が、本審査で違うことが判明した場合、不動産業者への手付金放棄になり支払った手付金が返ってきません。
ここで、住宅ローン条項の特約で解除を申し出ても、支払った手付金は戻らないんですね。
もちろん銀行や金融機関にバレずに済んでいるケースも多々あるかもしれません。
こういった虚偽の申告は、個人でというより、仲介業者が進んですることもあるので注意です。
仲介業者は、契約を締結させて、住宅ローン事前審査さえ通してしまえば、仲介手数料が手に入るからなんですね。
無理したり無謀な虚偽の住宅ローンの事前審査の行為だけは注意が必要です。
住宅ローンでいくら借りられるかは、今の自宅所有していたら、売却して資金を用意できるかがポイントになります。
最近ではインターネットでカンタンに、今の自宅を売ったらいくらになるかの不動産価格がわかります
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