親子で住宅ローンを組む親子ローンで二世帯住宅も可能?

家売るNAVI

2つの住宅ローンの種類がある

実家を売却して、親と同居 を前提にして家を建てたいのですが、親子とも資金が不足しているんです。
何か良い案はありますか?

親子で住宅ローンを返済する親子ローンがありますよ。

それって親子それぞれが住宅ローンを返済するものですよね。

ざっくり言うと、そうですね。
大きく分けて、二つの住宅ローンの種類がありますよ。
「親子リレーローン」と「親子ペアローン」です。

 

「親子リレーローン」は、親子で一つの住宅ローンを返済して、親子が連帯債務者になるパターンが多いです。返済期間を長くしたいならこちらですね。

 

「親子ペアローン」は親子が別々のローンを組むことで、互いが連帯保証人になるものです。借り入れ金額を多くしたいならこちらを利用します。

二世帯住宅に住み替えるなら資金集めは重要!

 

二世帯住宅で新しい住環境に住もうと考えたら、資金をどう用意するかが大きな問題になります。

 

退職金や所有する不動産の売却で、頭金を用意できても、リタイア後は、月々の収入が現役時代から大幅に目減りすることは確実です。
60歳を過ぎて住宅ローンを組むことも抵抗がありますよね。

 

でも、これから年老いていく夫婦単独ではなくて、同じ屋根の下に住むことになる子世代の協力も得ることができれば、二世帯住宅の実現はグッと近づきます。

 

二世帯住宅には、

  • 住宅金融支援機構や民間金融機関が「親子リレーローン(住宅金融支援機構では「親子リレー返済」)
  • 「親子ペアローン」

なといった親子協力型の住宅ローンを用意しています。

 

定年を迎えた親世代にとって、子世代の同意という条件があれば、返済のハードルがそう高くない点が、魅力です。

 

二世帯住宅向けの住宅ローンは大別すると、収入合算を用いた住宅ローン、親子リレーローン、親子ペアローン、の三つのタイプがあります。

 

収入合算は、ともに仕事を持って収入のある夫婦が利用するケースが多いです。
借入限度額を底上げするために、夫の収入に妻の収入を加算して住宅資金を借りる仕組みです。
親子の場合は、親が主債務者、子が連帯保証人の関係になりますが、金融機関によっては、双方を連帯債務者とするところもあります。

 

二世帯住宅は、水回りなどで重複した設備が必要になることもあるので、通常の一戸建て住宅より建設費が高くなるのが一般的です。

 

借り入れ金も高額にならざるをえないので、これを無理なく返すために返済期間を長く設定する必要もあります。
そのため、収入合算では親の年齢要件に注意する必要があります。

 

「親子リレーローン」

 

その点、親が亡くなった後返済を子が引き継ぐ親子リレーローンは、親が恒例でもこの年齢で借入が出来るので、返済期間を長くして、月々の返済負担を軽くすることができます。

 

また、住宅金融支援機構の親子リレー返済では、親が団体信用生命保険に加入することができます。
親の死亡時にこの返済が免除されるほかに、親が80歳になって団信から脱退しなければならない時には、子が引き継ぐ形で加入することができます。

 

親子リレーローンの特徴

 

住宅ローンの返済期間を長くしたい
親子で一つの住宅ローンを返済する。親子が連帯債務者になる。

 

メリット

  • 親が恒例でもその年齢にかかわりなくこの年齢で借り入れできる。
  • 返済期間を長く設定できるので、毎月の返済負担を軽減できるほかに、借り入れ金額を大きくすることができる
  • 住宅金融支援機構の「親子リレー返済」は、親子同居の予定がなくても利用でき、親が団体信用生命保険に加入できて、親から子への引き継ぎも可能

 

注意点

  • 住宅ローン控除は返済者のみ適用される
  • 住宅の後継者持分は原則として、半分が上限(住宅金融支援機構の「親子リレー返済」では制約がない)
  • 民間金融機関では、団体信用生命保険に加入できるのは通常は、子供だけで、返済期間中に親が亡くなった場合には、ローンの残債を子が引き受ける

 

「親子ペアローン」

一方で、親子ペアローンは、親子が別々にローンを組んで、返済していく仕組みで、親子間の責任分担が明確です。

 

親側は完済までの年齢要件がある関係で、返済期間を短くせざるをえないのですが、子ども側は長期の返済期間を設定できるので、借入金を多くしたい場合に適しています。

 

ここで、二世帯住宅へのリフォーム資金のみを対象にした親子リレーローン、親子ペアローンは、住宅金融支援機構も民間金融機関も今の所取り扱っていません。
中古住宅の購入や返済中の住宅ローンからの借り換えとセットになったタイプはあります。

 

親子ペアローンの特徴

住宅ローンの借り入れ金額を多くしたい
親子が別々のローンを組む。お互いが連帯保証人になる。

 

メリット

  • 二人での返済負担なので、借り入れ可能額が増える。
  • 賃貸への転用も可能
  • 住宅ローン控除がそれぞれのローンごとに適用される
  • ローン負担割合に応じて共有登記が可能
  • 区分登記をして、持分を明確に分けることも可能

 

注意点

  • 返済期間は年齢によって制限されているので、親側の期間を短くせざるをえない
  • 所有権を親世帯、子世帯で完全に分ける区分登記をする場合は、それぞれ独立した玄関を設けるなどの条件に合致した二世帯住宅の構造にする必要がある。

 

二世帯住宅を考えるなら、どれだけ自分の資金を用意できるかがポイントになります。

 

今の自宅を売却する場合は、できるだけ高く売って資金に回すことがポイントです。

 

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