マンションを分譲するメリットはスケール
マンションを分譲することの大きなメリットの一つは、経済的なスケールメリットがあるということです。
マンションは一戸建ての住宅と比べると、土地の利用効率が高いんですね。
限られた面積の土地に、多数の住宅をつくることができるから、ということですよね。
そうなんです。
土地の部分を分譲マンションの個数で割ると、一戸建てより少なくて済むということは、その分 各住戸が負担する士地代は少なくてすむんです。
マンションの場合は、建築材料や設備などを大量に一括で仕入れることになるので、いろいろな面で費用が安くてすみます。
マンション分譲価格の内訳
マンションの分譲価格には、全体から割り当ててどのくらいの内訳があるかが決まっています。
- 土地代 35%
- 都心からの距離
- 駅からの距離
- 環境
- 生活利便施設等
- 建物費 45%
- 何階建てか
- 構造・工法
- 専有面積
- 共用施設
- グレードなど
- 広告宣伝費等8.5%
- 人件費
- 広告宣伝費
- モデルルーム建設費(プレハブ建て)
- モデルルーム維持費
- 近隣対策費 1.5%
- 建設予定地の周辺住民への電波障害対策費、
- 日影・眺望問題などへの慰謝料的性格の金銭等
- 営業利益 10%
立地条件で決まる
全体プランで決まる
=分譲価格が決定!
- モデルルーム建設費用を含んだ広告宣伝費:およそ3から5%
- 設計費用(設計管理費):建設費×約2%弱
- 土地を取得してから販売までの銀行に支払う利息:約4から7%
- 建物価格(本体価格)=消費税額÷0.05 →これで価格表に記載されている消費税から建物価格がわかります。
- 建物価格には消費税がかかりますが、土地代にはかかりません。
大手や中小のデベロッパーしだいで差はあるのですが、おおよその価格の比率内訳の範囲です。
マンションの価格を左右する5つの要素
マンションの価格を決める際には、5つの要素を考慮して、大きく値段が変ってくることがあります。
5つの要素とは、以下のようなものがあります。
- 都心への近さ
都心に近いほど価格は高くなります。
もちろん、沿線やエリアのイメージにも左右されます。 - 沿線・エリアイメージ
「高級住宅街、人気がある、環境が良い」といったいいイメージなら高くなり、反対なら安くなります。 - 駅からの距離
駅から近いほど交通の利便性が良くなっていくので高くなる傾向にあります。
おおよそ、徒歩5分以内が目安ですね。
ただし、あまり近いと環境が 騒がしいという問題があります。 - マンションのグレード
外観、エントランスの雰囲気、共用部分の施設などグレードが高いほど価格も高くなります。 - 住戸のスペック(仕様)
専有面積、階数、角住戸、中住戸、バルコニーの広さ、建具や内装の仕様などの条件の違いにより、価格が左右されます。
マンションを購入するために住宅ローンを組むなら、どれだけ自分の資金を用意できるかがポイントになります。
今の自宅を売却する場合は、できるだけ高く売って資金に回すことがポイントです。
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